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2008年3月
兵庫県の私立保育園に勤務する20代の女性保育士2人が、担当する園児の男性保護者から過度の苦情を繰り返されて精神性疾患になったとして、兵庫労働局西宮労働基準監督署が労災認定したことが分かった。2人は07年4月、民間団体「関西労働者安全センター」(大阪市)の指導で同労基署に労災を申請、同労基署は12月「保護者から度が過ぎるクレームがあった」と認定、療養補償支給が決まった。
関係者によると、保育士が男性保護者から最初に苦情を受けたのは06年8月。男性保護者は「園内が整理整頓されていない」、「(保育園で)飼っている生き物が死んだ責任を取れ」などと指摘し、かばんを投げつける、ドアを蹴るなどして詰め寄ったり、「首をつって死ね」と怒鳴り、繰り返し理不尽な要求や脅迫したりした。
園側は謝罪や話し合いの場を設けて対処したが、男性の行動はエスカレートした。
女性保育士2人はストレス障害やうつ病と診断されて出勤できなくなり、最初の苦情から1ヵ月後、相次いで保育園を約2ヵ月間休職、通院治療を受けた。うち1人は職場復帰したが、もう1人は保育園に戻ったものの退職した。
園児はトラブルが始まって2ヵ月後、自主退園している。
【一言コメント】
保育士2名の精神疾患発症の原因が、“保護者からの過度なクレーム(=業務の範囲を超えた、責任が過重な顧客とのトラブル)”として労災が認定された事例。
そもそも、企業には社員のメンタルヘルスをケアする法的義務があります。(→社員のメンタルヘルスをケアする企業・管理職の法的義務)
今回のケースからも分かるように、発症を未然に防ぐためには、「社員と顧客の状況」も適宜把握する必要があります。
顧客との関係で社員が精神的な負担を抱えていないでしょうか?
上司に部下の状況確認を促すなど、発症を防ぐための対策を取られていますでしょうか?
一度ご状況を確認されてみては如何でしょうか。