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メンタルヘルス最新ニュース

20〜50代の睡眠薬服用者の36.7%が「うつ症状」あり

2006年11月

グラクソ・スミスクライン株式会社が2006年1〜2月にかけて行ったアンケート調査により、20〜50歳代の睡眠薬服用者308名のうち、「うつ症状」を伴う人は36.7%であり、睡眠薬を服用していない同年代の人(15.6%)と比べて有意に高いことが明らかになった。

また、集計対象から「すでにうつ病の診断を受けている人」および「抗うつ薬を服用している人」を除外した場合(214名)でも、20〜50代の睡眠薬服用者の32.2%は “うつ症状”に該当し、同条件での睡眠薬を服用していない人の“うつ症状”該当率(14.8%)と比較して有意に高い結果となった。これは、睡眠薬服用者には“うつ症状”該当者が高い確率で潜んでいることを示唆する結果である。

また、睡眠薬を「ほとんど毎日服用」と回答した人では48.0%の人が「うつ症状」を伴い、「うつ症状」を伴う人では「いつも自分から睡眠薬の処方を依頼する」割合が高い。

 

(一言コメント)

睡眠薬を服用している人は、不眠以外の精神面の不調についても主治医とよく相談することが重要です。 医師と患者の十分なコミュニケーションは、漫然とした睡眠薬の服用を防ぎ、うつ病の早期発見・早期治療につながります。

何より心配なのは、日頃、睡眠障害(寝つきが悪い/朝方目が覚める)を抱えつつ、お酒に頼ったり、市販の薬を服用してみたり、何とかなると無理をしたり、正しい対処をしていないケースが多く潜んでいること。

今回の調査より、睡眠障害者には、うつ症状が高い確率で潜んでいるとのこと。会社の中での、早期発見の1つのチェックポイントになります。ラインケアにおいても、セルフケアにおいても、誤解偏見のない、正しい知識、認識の習得が求められます。

ご参考までに メンタルヘルス研修 をご覧ください。