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妄想性障害

妄想性障害
( もうそうせいしょうがい )

妄想性障害とは、ひとつ以上の奇異ではない内容の妄想が、少なくとも1ヶ月間持続するのが特徴。
妄想性障害における妄想は理にかない、不自然なものではない。例えば、「友人はスパイで、自分は隠しカメラで監視されている」という妄想に対し、統合失調症は、「友人が小さくなって自分の耳の中に入っている」という明らかに不自然な妄想を抱く。
人格は保たれ、感情や行動の以上は見られない。妄想性障害は、しばしば統合失調症器質性精神疾患症妄想性人格障害症およびうつ病のような他の障害と同時に起こる。

病型として、

@色情型:妄想が他の誰か、通常社会的地位が高い人が自分と恋愛関係にあるというもの。
A誇大型:妄想が肥大した価値、権力、知識、身分あるいは神や有名な人物との特別なつながりに関するもの。
B嫉妬型:妄想が自分の性的伴侶が不実であるというもの。
C被害型:妄想が自分(もしくは身近な誰か)が何らかの方法で悪意をもって扱われているというもの。
D身体型:妄想が自分に何か身体的欠陥がある、あるいは自分が一般身体疾患にかかっているというもの。
E混合型:妄想が上記の病型の2つ以上によって特徴づけられるが、どの主題も優性でないもの。
F特定不能型

の7タイプがある。

 

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