安全配慮義務
安全配慮義務
( あんぜんはいりょぎむ )
労働安全衛生法に定められた、使用者の義務で、作業場所、施設、器具などの設置・管理や業務の管理などについて、労働者の生命や健康を危険から守るようにきちんと配慮しなければならないというもの。また、労働災害の防止措置についての責任は、事業者のみならず部長や課長、係長など、部下を指導・統率する現場の管理監督者にも課せられている。(労働安全衛生法122条)。安全配慮義務を怠ったために労災問題が発生したときは同時に債務不履行責任(民法415条)により、民事上の損害賠償責任も問われる。