深層心理学
深層心理学
( しんそうしんりがく )
様々な心の働きを無意識という概念で説明する心理学。「無意識」という言葉を初めて使ったのはフロイトだが、このフロイトの精神分析やアドラー、ユングの心理学が深層心理学に含まれる。
深層心理学では、(1)心理現象は原因がなければ起こらない、(2)行為と感情を引き起こしているのは無意識的なものである、という立場をとる。
カウンセリングや治療では無意識という概念を使用しないものが多いが、深層心理学の見地から、クライアントの語る直接的な言葉の裏に隠された感情に気づき、背後にひそむ問題を掘り下げて行くということはよく行われている。