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催眠誘導法

催眠誘導法
( さいみんゆうどうほう )

催眠とは覚醒レベルが下がり、被暗示性が極度に高まった人工的な状態。この催眠状態に誘導するための技法が催眠誘導法で、一連の暗示の系列から成っている。初めは比較的反応が起きやすい、振り子法、身体の動揺法などの誘導法を用い、次に観念運動や筋肉の硬直・弛緩反応を起こす暗示を用いると段々に深く誘導されていくとされる。
催眠の深さには大きく分けて、運動支配(目が開かない、イスから立ち上がれない、腕が自然に上がるなど)、知覚支配(幻覚・幻聴が現れる。味覚が変わる。痛みを感じないなど)、記憶支配(催眠中のことを忘れる。人格変換をおこす。年齢退行をおこすなど)の3つがある。どの程度の深さまで入れるかは人によって異なり、運動支配は95%、知覚支配は75%、記憶支配は45%の人が入れると言われる。
一般的には男性よりも女性、大人よりも子どもの方が催眠にかかりやすいと言われる。
心理療法としての催眠は、夜尿、乗り物酔い、チック、睡眠障害、いらいら、不 安・恐怖症状、抑うつ状態などの軽減・除去に有効とされ、即効性はあるものの、長期に渡るとクライアントとの依存関係を生じるとされる。"

 

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