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強迫性障害
( きょうはくせいしょうがい )
一定のテーマの考え・イメージ・衝動が一定のパターンで繰り返し起こり(強迫観念)、手洗い・確認などの儀式的な行為(強迫行為・儀式行為)を繰り返すことを特徴とする症状。この強迫行為は強迫観念を中和したり、取り消すために行われる。本人はこの行為をバカげたものであるとわかっていて止めようとするが、止めることが出来ない。強迫観念・強迫行為は、排泄物など汚染についての恐怖と洗浄強迫、不完全さについて(戸締まりなど)の不安と確認強迫、特にきっかけや対象がなくて起こるその他の強迫観念(縁起恐怖など)、正確さ・対称性・物の配置・順序へのこだわりや儀式行為の4つに大別出来る。
強迫性障害は、通常人口の2〜3%に見られ、発症年代の平均は20歳。男女比は等しく、過半数は障害のうちに一度はうつ病と合併する。治療方法は、薬物療法と認知行動療法を用いるものがほとんど。