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GABA
( ぎゃば )
ギャバとも言う。正式名称は「ガンマ−アミノ酪酸」。文字通りアミノ酸の一種だが、たんぱく質を形作っている18種類のアミノ酸とは異なり、特に哺乳動物の脳や脊髄に存在するとされる。
ギャバは体内で主に抑制系の神経伝達物質として脳内の血流を活発にし、酸素供給量を増やしたり、脳細胞の代謝機能を高める働きがあることがわかっており、睡眠障害、不定愁訴症候群、うつ病、更年期の抑うつや初老期の不眠といった症状の改善にも効果が期待されている。また、ギャバには、血液中の塩分をろ過する腎臓のはたらきを活発にし、利尿作用を促すことで血圧を下げる働きがある。このため高血圧の予防に効果があるとされる。さらに、ギャバが内臓の働きを活発にして消費エネルギー量を高める一方、血液中のコレステロールや中性脂肪をコントロールし、脂質代謝を促すことがわかっている。このため肥満の予防ばかりでなく、糖尿病などの予防にも役立つのではないかと期待されている。"