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2015年6月
厚生労働省は、6月25日、平成26年度の「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」を公表した。 精神障害については、請求が1456件(前年比47件増)、支給は497件(前年比61件増)と、ともに過去最多を更新している。 職種別の状況では、IT関連や看護師などの「専門的・技術的職業従事者」が請求347件、支給110件で、請求、支給ともにトップ。そのほか、「事務従事者」(請求336件、支給99件)、介護サービスなども含まれる「サービス職業従事者」(請求193件、支給63件)が上位となった。 精神障害発生に最も影響を与えたと考えられる出来事は、「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」(72件)、「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」(69件)、「仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事があった」(50件)と、上位3件の項目は前年同様であった。なお、「嫌がらせ、いじめ、暴行」については前年の50件から大きく増加しており、ハラスメントによる問題が増加していることの一端も窺える。