メンタルヘルス対策・EAPのカウンセリングストリート

企業・組織とメンタルヘルスの両面に精通した視点でEAPコンサルティングを推進します
貴社の実情に即した、実践的で効果の上がるEAP・メンタルヘルス対策を実現します

プライバシーマーク
トップ > メルマガ > 最新号・バックナンバー > 232号 実施者の業務とは

232号 実施者の業務とは

2016年2月18日

立春も過ぎ、明日はもう雨水の候となります。
最近はこの頃から花粉で悩まされる人が出てきますが、
皆様は大丈夫でしょうか。

さて、ストレスチェックの体制構築を進める中、
産業医の先生に実施者をお願いする段になって、
先生がなかなか承諾をしていただけないということを耳にします。
皆さんの会社ではいかがでしょうか。

その理由はいくつかあると思いますが、
大きな理由の1つに、訪問日の業務負担の懸念があります。
確かに義務化の指針等を見ると実施者の業務は多岐に渡り、
今の訪問日の中では到底できないと思われているのではないでしょうか。

では、ここでクイズです。
今回の義務化で、実施者が絶対にしなければならないことがあります。
それは何でしょうか。

本文に正解を記載しました。

今月は実施者の業務について、考えてみたいと思います。

※義務化セミナー、ハラスメント研修の体験会(共に東京・大阪・名古屋)のご案内もあります。

 

┏━━━━━━━━┓
本号のトピックス ====================================
┗━━━━━━━━┛
1.実施者の業務とは
現実的な運用をするために
-----・-----・-----・-----・-----・-----・-----・-----・-----・
2.どうしたら実施者の負担を軽減できるか
<CSのmy-Mentalの例>  
-----・-----・-----・-----・-----・-----・-----・-----・-----・
3.3月の研修体験会のご案内

-----・-----・-----・-----・-----・-----・-----・-----・-----・
4.メンタルヘルス ニュースピックアップ

-----・-----・-----・-----・-----・-----・-----・-----・-----・

◇━━━━━━━‥‥・・・・・・・‥‥━━━━━━━━◇
1.実施者の業務とは
現実的な運用をするために
◇━━━━━━━‥‥・・・・・・・‥‥━━━━━━━━◇

先ほどのクイズの答えは分かりましたでしょうか。

正解の前に・・・

皆さんご存知の通り、下記が実施者の仕事とされています。
1.調査票の選定につき専門的な見地から意見を述べる
2.ストレスの程度の評価方法につき専門的な見地から意見を述べる
3.高ストレス者の選定基準の決定につき専門的な見地から意見を述べる
4.ストレスチェックの実施
5.ストレスチェックの結果の通知
紙による実施の場合はデータ入力
個人結果の採点・評価
個人結果の作成、印刷
個人結果の配布 (封入封緘)
6.高ストレス者(面接指導対象者)の確認
7.ストレスチェック結果の事業者への提供
8.ストレスチェック結果の保存
多くの場合、上記に加え、面接指導の業務が入ってくるわけです。

これらを訪問日にこなせとなれば、
なかなか承諾をいただけないのも分りますね。
でも、ちょっと待ってください。
もう少し細かく見てみましょう。

1〜3については、「企業から求められたら意見を述べる」とされています。
1〜3については、決定の主体は実は企業なのです。
企業側に問題がなければ発生しない業務です。

4と5は実施者がやらなければならないものですが、
一部は実施事務従事者が行う事が許されています。
また、外部にテストを委託した場合は、
実質的に外部の機関が行うことになります。

6は実施者以外はできません。

7〜8は実施者と実施事務従事者が行うことが可能です。

以上をまとめますと、
絶対に実施者がしなければならないものは6番となります。
クイズの正解は「高ストレス者の確認」です。

これは高ストレス者かどうかを確認する業務なのですが、
もう1つクイズです。
例えば弊社のmy-MentalをWEB受検をすると
その場で結果が確認できます。
その場合、まだ実施者の確認ができていないので、
高ストレスであるかを記載したらいけないのでしょうか?

答えは、「可能」なのです。
高ストレス者の確認は「追認」という形をとることが認められていますので、
後で実施者が確認をすればよいことになっています。
※但し、必ず高ストレス者の一覧表などを見て「確認」する必要があります

となれば、テストを弊社のmy-Mentalで委託した場合は、
実施者の業務は、実質的には、
「高ストレス者のリストを見て確認」
するだけということになります。
これなら実施者を引き受けていただけそうな感じがしますね。

でも実施者がやらない分、誰かが(例えば委託先が)やることになるので
委託先の質は選定の際の非常に重要なポイントになります。
何が提供できるのか、例えば追認するための資料が提供できるか、
その後の面接指導に関しても負担軽減が図られているかなど、
考察するポイントは沢山あります。

では次の章で、そのあたりを弊社のmy-Mentalの場合で見てみましょう。

 

◇━━━━━━━‥‥・・・・・・・‥‥━━━━━━━━◇
2.どうしたら実施者(面接指導医)の負担を軽減できるか
 <CSのmy-Mentalの例>
◇━━━━━━━‥‥・・・・・・・‥‥━━━━━━━━◇

my-Mentalは十分な科学的根拠をバックに開発されたテストです。
会社の決定に際しては、自信を持ってご提案できるテストであり、
先ほどの実施者の業務の1〜3について、実施者の手を煩わせることがありません。

4と5についても完全に弊社が行いますので、
実施者・実施事務従事者の大幅な業務軽減が図られます。
更にWEB受検の場合は、未受検者に対して、
受検促しメールが送られ、受検率を大きく上昇させることが可能です。

6については、実施者が24時間、いつでも「追認」ができるように、
WEB上でリストを提供しています。(ダウンロードも可) 

7については、それぞれの会社の規程にあわせたきめの細かい
設定での共有が可能です。

8については、弊社で5年間の保存をいたします。

上記のようにmy-Mentalを利用すれば、
実施者は24時間いつでも確認できるリストで、
正に「追認」をしていただければよいことになります。

それだけではありません。

その後の面接指導について、面倒な日程調整や、
進捗管理、また個人結果共有の同意などを一元管理する
機能を利用することが可能です。

WEB受検者を例にとると、次のようになっています。

(1)高ストレス者になると、個人結果への表示とともに
集中実施期間終了翌営業日に面接指導のご案内のメールが
ご本人に届きます。

(2)ご本人がメールをクリックすると面接指導の申込ができるようになり、
その際、会社の規程にあわせてテスト結果の共有の範囲が
示されます。

(3)同意をする場合は、希望の日程を入力するだけで終了です。

(4)高ストレス者から希望があると、実施者、人事担当者それぞれの
専用画面に希望者リストが表示されます。
実施者には、個人結果全体、人事担当者は、会社の規程で定めた
共有範囲で個人結果を見る事ができます(ワンクリックで表示)

(5)上記リスト上で、面接指導日時を確定することができます。
その後もこのリストで進捗状況がいつでも確認できます。
本人からのキャンセル、変更なども確認できます。

(6)日時確定のメールが本人、実施者、人事担当者に送られます

(7)面接日前営業日には、確認のメールが本人と実施者に送られます

my-Mentalを利用すれば、実施者の業務軽減はもとより、
実施事務従事者、そして人事担当者の業務も軽減できます。

これらが、my-Mentalの面接指導機能になります。
皆様の会社でも、是非この機能を使って、
実施者をはじめ、会社全体の業務負荷軽減を図ってみてはいかがでしょうか。

詳しい内容をお知りになりたい方は、是非、
御社担当のアカウントマネージャーにご連絡いただくか、
または、このメールに返信をお願いします。

次の章で、義務化セミナー及び
ハラスメントの研修体験会のご案内があります。
是非ご覧ください。

◇━━━━━━━‥‥・・・・・・・‥‥━━━━━━━━◇
3.3月の研修体験会のご案内

◇━━━━━━━‥‥・・・・・・・‥‥━━━━━━━━◇

■東京・大阪・名古屋にて以下研修体験会を開催します。

参加ご希望の方は
御社担当アカウントマネージャーにご連絡いただくか
または
このメールマガジンへの返信で、
参加ご希望の都市名(東京・大阪・名古屋)、講座名、開催日と
会社名、部署名、お名前、電話番号をお書きの上
メールにてご連絡ください。
※定員になり次第締切となります。お早めにお申込ください。

**********************************************************************************
【東京】
**********************************************************************************
■好評につき追加開催! <企業ご責任者様向けストレスチェック義務化セミナー>
日時:3月8日(火)13:15〜14:45
場所:東京体育館 サブアリーナ内会議室 千駄ヶ谷駅徒歩3分
参加費用:無料
参加対象:企業のご責任者様とさせていただきます
内容:・導入までに企業は何をしなければいけないのか?(準備のポイントは?衛生委員会は?)
・導入までに産業医に何をしてもらう必要があるのか?
・導入する上での懸念点をどう解決するか?
・今の訪問頻度では産業医の係わりがあまり期待できない。(頻度を増やすしかないのか?)
・産業医のいない事業所は、どうやって面接指導をしたらいいのか。
・会社への情報提供に同意しない社員は放置していいのか。
・テストの実施をこれまで通り外部に委託していいのか。
等について省令・ガイドライン等の最新情報からお伝えするとともに、
義務化に対応した弊社チェックテスト「my-Mental」についてご説明いたします。

■ハラスメント防止研修の体験会 
【参加条件:外部委託による研修を具体的に検討中の企業様に限定させていただきます】
日時:3月8日(火)9:30〜12:00
場所:東京体育館 サブアリーナ内会議室 千駄ヶ谷駅徒歩3分
参加費用:無料
内容:<ハラスメント防止のノウハウ〜発生させないために>
◆ハラスメントを取り巻く社会的動向
◆ハラスメント認識度チェック
◆セクハラとは?/パワハラとは?
◆働きやすい職場を作るための自社の行動基準とは?
◆これはセクハラ?/これはパワハラ?(演習)
◆こんな場合どうしますか?/ハラスメントが発覚したときの対応
※少人数で実施します

**********************************************************************************
【大阪】
**********************************************************************************
■好評につき追加開催! <企業ご責任者様向けストレスチェック義務化セミナー>
日時: 3月15日(火)16:00〜17:30
場所:大阪市立青少年センター(KOKO PLAZA) 新大阪駅徒歩5分、地下鉄新大阪駅徒歩10分
参加費用:無料
参加対象:ご責任者様とさせていただきます
内容:・導入までに企業は何をしなければいけないのか?(準備のポイントは?衛生委員会は?)
・導入までに産業医に何をしてもらう必要があるのか?
・導入する上での懸念点をどう解決するか?
・今の訪問頻度では産業医の係わりがあまり期待できない。(頻度を増やすしかないのか?)
・産業医のいない事業所は、どうやって面接指導をしたらいいのか。
・会社への情報提供に同意しない社員は放置していいのか。
・テストの実施をこれまで通り外部に委託していいのか。
等について省令・ガイドライン等の最新情報からお伝えするとともに、
義務化に対応した弊社チェックテスト「my-Mental」についてご説明いたします。

■ハラスメント防止研修の体験会
【参加条件:外部委託による研修を具体的に検討中の企業様に限定させていただきます】
日時:3月15日(火)13:30〜15:30
場所:大阪市立青少年センター(KOKO PLAZA) 新大阪駅徒歩5分、地下鉄新大阪駅徒歩10分
参加費用:無料
内容:<ハラスメント防止のノウハウ〜発生させないために>
◆ハラスメントを取り巻く社会的動向
◆ハラスメント認識度チェック
◆セクハラとは?/パワハラとは?
◆働きやすい職場を作るための自社の行動基準とは?
◆これはセクハラ?/これはパワハラ?(演習)
◆こんな場合どうしますか?/ハラスメントが発覚したときの対応
※少人数で実施します

**********************************************************************************
【名古屋】
**********************************************************************************
■好評につき追加開催! <企業ご責任者様向けストレスチェック義務化セミナー>
日時: 3月17日(木)16:00〜17:30
場所:名古屋市芸術創造センター 東山線新栄町駅徒歩3分、桜通線高岳駅徒歩5分
参加費用:無料
参加対象:ご責任者様とさせていただきます
内容:・導入までに企業は何をしなければいけないのか?(準備のポイントは?衛生委員会は?)
・導入までに産業医に何をしてもらう必要があるのか?
・導入する上での懸念点をどう解決するか?
・今の訪問頻度では産業医の係わりがあまり期待できない。(頻度を増やすしかないのか?)
・産業医のいない事業所は、どうやって面接指導をしたらいいのか。
・会社への情報提供に同意しない社員は放置していいのか。
・テストの実施をこれまで通り外部に委託していいのか。
等について省令・ガイドライン等の最新情報からお伝えするとともに、
義務化に対応した弊社チェックテスト「my-Mental」についてご説明いたします。

■ハラスメント防止研修の体験会
【参加条件:外部委託による研修を具体的に検討中の企業様に限定させていただきます】
日時:3月17日(木)13:30〜15:30
場所:名古屋市芸術創造センター 東山線新栄町駅徒歩3分、桜通線高岳駅徒歩5分
参加費用:無料
内容:<ハラスメント防止のノウハウ〜発生させないために>
◆ハラスメントを取り巻く社会的動向
◆ハラスメント認識度チェック
◆セクハラとは?/パワハラとは?
◆働きやすい職場を作るための自社の行動基準とは?
◆これはセクハラ?/これはパワハラ?(演習)
◆こんな場合どうしますか?/ハラスメントが発覚したときの対応
※少人数で実施します

 

◇━━━━━━━‥‥・・・・・・・‥‥━━━━━━━━◇
4.メンタルヘルス ニュースピックアップ
最新の情報やメルマガの内容に関連のある情報を
お伝えします
◇━━━━━━━‥‥・・・・・・・‥‥━━━━━━━━◇

双極性障害の病因に関する部位を特定−ミトコンドリアのクエン酸回路に異常(千葉大学)
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
千葉大学の研究グループは1月18日、双極性障害の病因として、
細胞内のミトコンドリアの異常が関与していることを明らかにした。

「躁うつ病」の病名でも知られる双極性障害は、
精神疾患として代表的な病気ではあるものの、
その病因は長らく不明である。

今回、研究グループはその発症のメカニズムを探るべく、
同年齢の双極性障害患者と健常者のそれぞれの脳脊髄液を比較分析した。

その結果、双極性障害の患者の脳脊髄液にはイソクエン酸という物質の
濃度が高いことを発見した。
また、死亡した双極性障害の患者の脳を調べたところ、
イソクエン酸を代謝する酵素の働きが悪かった。

このことから、双極性障害にはイソクエン酸の代謝異常が関与していることが考えられる。
さらに、イソクエン酸の代謝する酵素は、
細胞内のミトコンドリアにあるクエン酸回路に存在することから、
双極性障害の発症には、クエン酸回路の機能異常が関連していることが推測される結果となった。

今回の研究では、双極性障害における異常のメカニズムを、ある程度特定できたと言える。
今回の結果を踏まえ、双極性障害の発症メカニズムのさらなる解明が望まれる。

報道発表(千葉大学) http://www.chiba-u.ac.jp/general/publicity/press/pdf/2015/20160121.pd