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226号 57問テスト導入の意外なリスク

2015年8月20日


来週は秋分を迎えます。
暑さ、寒さも〜---、そろそろ心地よい気候に移り薄の穂も見られる季節になりました。
とはいうものの、先週は大雨で、影響のあった方々もおられると思います。
早く安心した生活ができるようにお祈りいたします。

さて、今月は前回に引き続き57問のストレスチェックについて、
考えてみたいと思います。

前回は設問の内容について、57問テスト導入のリスクに触れましたが、
ストレスチェックを実施する目的は何か、
例えば57問テストでそれが実現できそうか、考えてみていただけましたでしょうか。

今回は結果の通知(個人結果)の観点から見てみたいと思います。
テストを実施したら、必ずその結果を本人に通知しなければなりません。
毎年行われるものですから、どんなものが通知されるのか良く確認をする必要があります。

※ラインケア研修の体験会(東京・大阪・名古屋)、企業様向け義務化セミナー(東京・大阪・名古屋)
のご案内もあります。

 

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本号のトピックス ====================================
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1.57問テスト、本人への結果の通知に潜むリスク
不要な不満などを引き出してしまう可能性があります
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2.10月の研修体験会、義務化セミナーのご案内

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3.メンタルヘルス ニュースピックアップ

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1.57問テスト、本人への結果の通知に潜むリスク
不要な不満などを引き出してしまう可能性があります
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今回の義務化では、チェックを実施したら、やりっぱなしにせず、
必ずその結果を本人に通知する必要があります。
これに異論がある方は少ないと思いますが、
どんな結果が通知されるかは非常に重要です。

皆さんは57問テストの結果通知の内容をご覧になったことがありますでしょうか。
ご覧になっていない方は、参考に下記をご覧ください。
http://www.jil.go.jp/event/ro_forum/20130121/houkoku/images/02/02-04_large.html

表があったり、レーダーチャートがあったりと分かりやすそうですね。
でも内容を良く見てください。
どんな項目が本人に結果として通知されているでしょうか?

一番上の「ストレス原因と考えられる因子」の中に

【仕事の負担(量)】という項目があります。
これを測定している質問の1つが、前号でも取り上げた
[一生懸命働かなければならない] です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この問題に対して、「そうだ」「まあそうだ」を選んだ場合、
望ましくない職場と判断されます。

一生懸命仕事をしている社員に、
結果として「そこが問題だ」と通知される可能性があるのです。
自分の働く姿勢に疑問を感じたり、会社や上司に対する不満を
引き出しかねない問題は望ましくないのではないでしょうか。

一方で、一生懸命働かなくて良い職場、だらだらやっていてもよいと思っている職場は
問題なしとして社員に通知されます。

これは皆さんの会社の考え方や目指している方向に合致していますでしょうか?
テストをする目的にあってますでしょうか?

次に
【仕事の負担(質)】という項目があります。
これを測定している質問には、前号でも取り上げた
[高度の知識や技術が必要なむずかしい仕事だ]
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【勤務時間中はいつも仕事のことを考えていなければならない】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
が含まれています。

これらの質問も「そうだ」「まあそうだ」を選んだ場合、
望ましくない職場と判断されます。

プライドを持って難易度の高い仕事をこなしている人や、
勤務時間中は業務に集中して仕事をしている社員に、
結果として「そこが問題だ」と通知される可能性があるのです。
自分の働き方に疑問を感じたり、良いはずの事を否定されて会社や上司に対する不満を
引き出しかねない問題は望ましくないのではないでしょうか。

一方で、高度の知識や技術が必要のない職場、
他の事を考えながら仕事をしても良い職場は
問題なしとして社員に通知されます。

これらは皆さんの会社の考え方や目指している方向に合致していますでしょうか?
テストをする目的にあってますでしょうか?

【CSのテストではどうなっているのか?】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
では、カウンセリングストリートのテスト「my-Mental」は、
その辺りをどのように扱っているのでしょうか?

例えば、前述の「仕事の量」は調べていないのでしょうか?

→ そんなことはありません、仕事の量はストレスの大切な要素ですから、
ちゃんと質問項目に入っています。
質問の内容が違います。

一生懸命働くかどうかという「仕事に対する姿勢」をたずねる問いは
含まれていません。
「いつも業務量が多すぎる」「一人では処理しきれない業務量を抱えている」
のような、直接的に仕事の量的負担が測れる質問にしています。

また例えば、「高度の知識や技術が必要なむずかしい仕事だ?」ではなく
「自分は業務をこなすための知識を持っている?」のように
与えられた仕事側ではなく、自分自身の側に焦点を当てることにより、
自らが解決する「セルフケア」に結びつきやすい構造になっています。

このようにmy-Mentalでは、社員の方が不必要な思いを持たないようにしながら
職場の環境改善や組織改善そして自らのセルフケアができる仕組みにしています。

そして前回と同じ、
「とはいっても、57問のテストは比較的安価だし----」
と思っている会社様に朗報です。

57問テストの導入を取りやめ、my-Mentalを新規導入していただいたお客様には、
お得な新規お値引きキャンペーンを別途ご案内させていただきます。
(現在57問テストを導入中の会社様も対象です)
50%割引が適用される「早割50」のお申込は今月末迄です。
早めにご検討ください。

上記のキャンペーン及びmy-Mentalの詳しい内容については、
御社担当のアカウントマネージャー、または
magazine@counseling.stまでご連絡ください。

 

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3.10月の研修体験会、義務化セミナーのご案内

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■東京、大阪、名古屋にて以下の研修体験会、義務化セミナーを開催します。

参加ご希望の方は
御社担当アカウントマネージャーにご連絡いただくか
または
magazine@counseling.st まで、
参加ご希望の都市名(東京・大阪・名古屋)、講座名、開催日と
会社名、部署名、お名前、電話番号をお書きの上
メールにてご連絡ください。
※定員になり次第締切となります。お早めにお申込ください。

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【東京】
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■好評につき追加開催! <企業ご責任者様向けストレスチェック義務化セミナー>
日時:10月6日(火) 13:15〜14:45
場所:東京体育館 サブアリーナ内会議室 千駄ヶ谷駅徒歩3分
参加費用:無料
参加対象:企業のご責任者様とさせていただきます
内容:・施行日までに企業は何をしなければいけないのか?(準備のポイントは?衛生委員会は?)
・施行日までに産業医に何をしてもらう必要があるのか?
・導入する上での懸念点をどう解決するか?
・今の訪問頻度では産業医の係わりがあまり期待できない。(頻度を増やすしかないのか?)
・産業医のいない事業所は、どうやって面接指導をしたらいいのか。
・会社への情報提供に同意しない社員は放置していいのか。
・テストの実施をこれまで通り外部に委託していいのか。
等について省令・ガイドライン等の最新情報からお伝えするとともに、
義務化に対応した弊社チェックテスト「my-Mental」についてご説明いたします。

■ラインケア研修の体験会 <発症者を減らすためのラインケア研修(基礎編)体験会>
【参加条件:外部委託による研修を具体的に検討中の企業様に限定させていただきます】
日時:10月6日(火)9:30〜12:00
場所:東京体育館 サブアリーナ内会議室 千駄ヶ谷駅徒歩3分
参加費用:無料
内容:<部下のうつを確実に見つけるために>
◆メンタルヘルス障害の基礎知識(どんな病気なのか、発症の原因、治療内容等)を理解する
◆部下のメンタルヘルスケアにおける管理職の義務と役割を理解する
◆早期発見・対処のポイントを理解する 
※少人数で実施します

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【大阪】
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■好評につき追加開催! <企業ご責任者様向けストレスチェック義務化セミナー>
日時:10月13日(火) 16:00〜17:30
場所:大阪市立青少年センター(KOKO PLAZA) 新大阪駅徒歩5分、地下鉄新大阪駅徒歩10分
参加費用:無料
参加対象:ご責任者様とさせていただきます
内容:・施行日までに企業は何をしなければいけないのか?(準備のポイントは?衛生委員会は?)
・施行日までに産業医に何をしてもらう必要があるのか?
・導入する上での懸念点をどう解決するか?
・今の訪問頻度では産業医の係わりがあまり期待できない。(頻度を増やすしかないのか?)
・産業医のいない事業所は、どうやって面接指導をしたらいいのか。
・会社への情報提供に同意しない社員は放置していいのか。
・テストの実施をこれまで通り外部に委託していいのか。
等について省令・ガイドライン等の最新情報からお伝えするとともに、
義務化に対応した弊社チェックテスト「my-Mental」についてご説明いたします。

■ラインケア研修の体験会 <発症者を減らすためのラインケア研修(基礎編)体験会>
【参加条件:外部委託による研修を具体的に検討中の企業様に限定させていただきます】
日時:10月13日(火)13:30〜15:30 
場所:大阪市立青少年センター(KOKO PLAZA) 新大阪駅徒歩5分、地下鉄新大阪駅徒歩10分
参加費用:無料
内容:<部下のうつを確実に見つけるために>
◆メンタルヘルス障害の基礎知識(どんな病気なのか、発症の原因、治療内容等)を理解する
◆部下のメンタルヘルスケアにおける管理職の義務と役割を理解する
◆早期発見・対処のポイントを理解する 
※少人数で実施します

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【名古屋】
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■好評につき追加開催! <企業ご責任者様向けストレスチェック義務化セミナー>
日時:10月15日(木) 17:30〜19:00
場所:名古屋市芸術創造センター 東山線新栄町駅徒歩3分、桜通線高岳駅徒歩5分
参加費用:無料
参加対象:ご責任者様とさせていただきます
内容:・施行日までに企業は何をしなければいけないのか?(準備のポイントは?衛生委員会は?)
・施行日までに産業医に何をしてもらう必要があるのか?
・導入する上での懸念点をどう解決するか?
・今の訪問頻度では産業医の係わりがあまり期待できない。(頻度を増やすしかないのか?)
・産業医のいない事業所は、どうやって面接指導をしたらいいのか。
・会社への情報提供に同意しない社員は放置していいのか。
・テストの実施をこれまで通り外部に委託していいのか。
等について省令・ガイドライン等の最新情報からお伝えするとともに、
義務化に対応した弊社チェックテスト「my-Mental」についてご説明いたします。

■ラインケア研修の体験会 <発症者を減らすためのラインケア研修(基礎編)体験会>
【参加条件:外部委託による研修を具体的に検討中の企業様に限定させていただきます】
日時:10月15日(木)13:30〜15:30 
場所:名古屋市芸術創造センター 東山線新栄町駅徒歩3分、桜通線高岳駅徒歩5分
参加費用:無料
内容:<部下のうつを確実に見つけるために>
◆メンタルヘルス障害の基礎知識(どんな病気なのか、発症の原因、治療内容等)を理解する
◆部下のメンタルヘルスケアにおける管理職の義務と役割を理解する
◆早期発見・対処のポイントを理解する 
※少人数で実施します

 

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4.メンタルヘルス ニュースピックアップ
最新の情報やメルマガの内容に関連のある情報を
お伝えします
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ハローワーク、企業のメンタルヘルス問題に着目―就業継続の観点からサポート開始
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全国のハローワークでは、9月1日より、「就業継続サポートプラン」開始した。
その中にはメンタルヘルス不調による従業員の離職を防止し、
就業継続を推進するための企業サポートが含まれている。

景気の回復に伴い、人材不足の声も聞かれるようになった昨今、
「人材確保のためには採用の促進のみならず、労働者の離職を防止することも重要である」
という観点から、このサポートプランが実施された。
メンタルヘルスはその中でも重要な項目として位置付けられている。

ハローワーク業務の各場面において、企業の状況に応じて、
事例の紹介、医療機関情報、国の推進する取り組みや、
また本年12月から施行される「ストレスチェック制度」などについての説明を行う。

このサポートプランの概念は、厚生労働省が推進する
「従業員の職場定着・就業継続に対する支援策」と共通しており、
そこでは、ストレスチェック制度の導入とともに、
1次〜3次予防の総合的な対策の推進が重要とされている。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000096095.html(就業継続サポートプラン:厚生労働省報道発表)
http://goo.gl/FjoaiY(従業員の職場定着・就業継続に対する支援策)