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218号 テスト後の要フォロー者サポート

2014年12月18日

12月も中盤となり、二十四節気では「大雪」、冬支度の季節となりました。
会社では年末に向けて忙しくされている方も多いのではないでしょうか。

さて今回のテーマは
「テスト後の要フォロー者サポート」
です。

厚生労働省が今年の7月〜8月にかけて企業に対して実施した
「ストレスチェックに関する実態調査」によると
約75%の会社がテスト後に何らかのサポートをしていることが分かりました。
テストを既に実施されている会社様のご状況はいかがでしょうか。
まだテストを導入をされていない会社様はどのようにお考えでしょうか。

今回は、そのストレスチェック後のフォローアップに焦点をあてて
少し掘り下げてみたいと思います。

また新たなコンテンツとして、メンタル対応マニュアルの内容の一部を
クイズ形式でご紹介するコーナーをお届けします。(→項目4)

 

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本号のトピックス ====================================
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1.テスト後の要フォロー者サポート
ストレスチェックテストの結果を受けてのサポート
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2.要フォロー対象者へのサポートの例
 <CSのmy-Mental実施後サポート>
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3.ラインケア研修体験会 開催のお知らせ(東京・大阪・名古屋)
発症者を減らすためのラインケア研修体験会のお知らせです
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4.「メンタル対応マニュアル」のエッセンスを学ぶ
◆質のよい睡眠を取るために適切な行動とは・・
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5.メンタルヘルス ニュースピックアップ

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1.テスト後の要フォロー者サポート
ストレスチェックテストの結果を受けてのサポート
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ストレスチェックテストを実施した後、事後措置として、
必要な方へ結果に応じたサポートを行うことが望まれますが、
厚生労働省によると、前述のようにテスト実施企業の約75%で
何らかのサポートをしているという結果が出ています。

サポートを大きく分けると
1)「産業医・医師によるサポート」 と
2)「コメディカル(保健師・看護師・カウンセラー等)のサポート」
に分けられます。

【産業医・医師によるサポート】
・通院(医療サポート)が必要な状況かの判断(テスト結果と面談)
・ドクターの立場からの受診促し
・業務制限要否の判断
・休職の判断、その後の復職の判断
・各段階でのフォローアップ面談 等

【コメディカルのサポート】
・受診を嫌がる場合のサポート(嫌がる理由を払拭するなど)
・定期的な受診と医療コンプライアンス(定められた服薬)のサポート
・望ましい生活リズム確立のサポート
・脳の疲れをとる(疲れさせない)生活へのサポート 等

ちなみに、今回のストレスチェックの義務化においては、
上記の二つのサポートのうち、「産業医・医師によるサポート」の一部のみが
義務の範疇となる予定です。
※本人から会社への申告があり、一定の基準を満たした者のみが対象

2つのサポートの内容を見てみると、そのカバーする範疇は随分違います。
カバーする領域の違いに加えて、
ドクターのサポートは、「判断」をするものが多く、
1回のサポートで一旦完結する場合が多いのに対し、
コメディカルのサポートは継続的なサポートが必要なものが多いのが特徴です。

特に発症が疑われる方には、上記2つのサポートと
主治医の医療サポートの3つのサポートを実施することにより、
相乗的な効果が期待できます。

とはいうものの、会社様によってはコメディカルスタッフの配置が難しい場合もあります。

それでは、カウンセリングストリートのmy-Mental
では上記の2つのサポートをどのように提供できるかについて
次のユニットで見てみましょう。

 

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2.要フォロー対象者へのサポートの例
<CSのmy-Mental実施後サポートの場合>
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CSのテスト「my-Mental」後サポートは前章でお話しした、
2つのサポートを実行する為の強力なツールをご用意しています。

(1)産業医・コメディカル用「要フォロー者リスト」のご提供
(2)CSサポート担当による「メンタルヘルスサポートプログラム(MSP)」のご提供

(1)の「要フォロー者リスト」は、産業医・コメディカルの専門職が
サポートをする際に必要な詳細情報を一覧表にてご提供するものです。
参考情報として、「ストレス耐性度」及び「ストレス耐性影響要因」
についても併せてご提供させていただいております。

「要フォロー者リスト」により、サポートが必要な方が明確になり、
また、面談等の実施前にテスト結果を参照することによって、
より効果的なサポートが可能になります。

産業医や社内の産業保健スタフによるフォローアップは、
会社の業務や、現場の状況を良く把握しているため、
必要な場合に業務制限や休職等の対応にもスムーズにつなげられ、
高い効果が期待できます。

しかしながら、産業医の先生が対象者全員のサポートに割ける時間がなかったり、
コメディカルスタフがいないということも良く聞く話です。

そのような場合は、(2)「メンタルヘルスサポートプログラム(MSP)」をお使いいただけます。
「メンタルヘルスサポートプログラム(MSP)」は弊社のカウンセラーが
サポート対象者一人に一人、専属のサポート担当となり、
症状が改善されるまで、きめ細かなサポートをしていきます。

必要な場合は、サポート担当から産業医や産業保健スタフに情報を提供・共有し、
連携して改善を図ることが可能です。

上記2つのツール・サービスにより、個々の会社様の体制にあった
要フォロー者サポートが可能となります。

my-Mental及びその後のサポートについて詳しくお知りになりたい方は
御社担当のアカウントマネージャー、または
magazine@counseling.stまでご連絡ください。

 

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3.ラインケア研修体験会 開催のお知らせ(東京・大阪・名古屋)
発症者を減らすためのラインケア研修体験会のお知らせです
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■東京・大阪・名古屋にて「ラインケア研修体験会」を開催します
外部委託でラインケア研修を検討中の企業様に、
実際の弊社のラインケア研修を体験いただくものです。

参加ご希望の方は
御社担当のアカウントマネージャーにご連絡いただくか、または
magazine@counseling.st まで、

参加ご希望の会場名、会社名、部署名、お名前、電話番号をお書きの上
メールにてご連絡ください。

 

【東京会場】
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【発症者を減らすためのラインケア研修体験会】
日時:1月20日(火)9:30〜12:00
場所:東京体育館 サブアリーナ内会議室 千駄ヶ谷駅徒歩3分
参加費用:無料
内容:<部下のうつを確実に見つけるために>
◆メンタルヘルス障害の基礎知識(どんな病気なのか、発症の原因、治療内容等)を理解する
◆部下のメンタルヘルスケアにおける管理職の義務と役割を理解する
◆早期発見・対処のポイントを理解する
★★外部委託による研修を検討中または検討予定の企業様に限定させていただきます★★

【大阪会場】
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【発症者を減らすためのラインケア研修体験会】
日時:1月21日(水)9:45〜12:00
場所:大阪市立総合生涯学習センター JR大阪駅/東西線・北新地駅すぐ????
参加費用:無料
内容:<部下のうつを確実に見つけるために>
◆メンタルヘルス障害の基礎知識(どんな病気なのか、発症の原因、治療内容等)を理解する
◆部下のメンタルヘルスケアにおける管理職の義務と役割を理解する
◆早期発見・対処のポイントを理解する
★★外部委託による研修を検討中または検討予定の企業様に限定させていただきます★★

【名古屋会場】
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【発症者を減らすためのラインケア研修体験会】
日時:1月22日(木)9:30〜12:00
場所:愛知県産業労働センター(ウインクあいち)JR名古屋駅桜通口より徒歩5分?
参加費用:無料
内容:<部下のうつを確実に見つけるために>
◆メンタルヘルス障害の基礎知識(どんな病気なのか、発症の原因、治療内容等)を理解する
◆部下のメンタルヘルスケアにおける管理職の義務と役割を理解する
◆早期発見・対処のポイントを理解する
★★外部委託による研修を検討中または検討予定の企業様に限定させていただきます★★

 

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4.「メンタル対応マニュアル」のエッセンスを学ぶ
◆質のよい睡眠を取るために適切な行動とは・・
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今回から、弊社「EAPマニュアル」のコンテンツを元に、
発症を防ぐための重要なポイントについて、学んでいきたいと思います。

発症を防ぐには、「脳の疲れ」を取ることが不可欠です。
そのためには、睡眠が重要なポイントとなります。
質のよい睡眠は脳をしっかり休ませ、脳の疲れを取るのです。

さて、ここで問題です。
以下の4つの中で、質のよい睡眠には適切でない行動が含まれています。
それはどれでしょうか。

A.食べ物の中には、睡眠促進物質の合成につながる物質を多く含むものがあるため、
お腹がすいていなくでも、できるだけ夕食は摂るようにしている。

B.睡眠には気持ちのリフレッシュが大切なので、寝る前に、今日一日の出来事を反省し、
気持ちの整理をつけ、今後に持ち越さないようにしている。

C.就寝前に光を浴びることは体内時計の調節に支障をきたすので、
できるだけ、明るい部屋では過ごさないようにしている。

D.体温の低下は睡眠を促進するので、入浴後、温まった体が冷えてくるころを見計らって、
床に就くようにしている。

正解は、「メンタル対応マニュアル」で調べられます。
通常は有料サービスですが、
今回、正解を含むコンテンツ部分について、期間限定で無料公開します。
http://counseling.st/hr/man/2/1/A_12.php
(公開期間:2014年12月18日〜2014年12月25日)

※「メンタル対応マニュアル」は、
上記のようなメンタルヘルスに関連する事項を集大成した「EAPマニュアル」と
対応等で困った時にメールや電話でご相談いただける「ヘルプデスク」
で構成されるカウンセリングストリートの法人様向けサービスです。

サービスの詳細をお知りになりたい方は、
御社担当のアカウントマネージャー、または
magazine@counseling.stまでご連絡ください。

 

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5.メンタルヘルス ニュースピックアップ
最新の情報やメルマガの内容に関連のある情報を
お伝えします
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(1)厚労省、労働相談の実施状況を発表−賃金不払い残業、長時間労働への相談が多数を占める
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厚生労働省は、9月1日から開設されている「労働条件相談ほっとライン」、
11月1日に1日間限定で設置された「過重労働解消相談ダイヤル」の、
11月1日現在の実施状況を発表した。

「労働条件相談ほっとライン」の開設以来2か月間の相談件数は、合計で3,142件。
うち、賃金不払い残業に関するものが588件、
長時間労働、過重労働に関するものが444件であった。

また、「過重労働解消相談ダイヤル」の相談件数は合計で280件であり、
そのうち、賃金不払い残業の相談が147件、
長時間労働、過重労働が178件であった。
(なお、1つの相談で複数の項目が重複することがあるので、
個々の内容を合算した場合、相談件数の合計を上回っている)

これら相談窓口の対応として、相談者には法律の規程や解釈の説明をするとともに、
希望に応じて労働基準監督署の対応部署を紹介、
また、特に問題があると思われるケースについては、労基署に情報を提供し、
監督指導を徹底していく方針。
なお、「労働条件相談ほっとライン」の開設は、来年3月31日まで継続していく予定。

「過重労働解消相談ダイヤル」・「労働条件相談ほっとライン」の相談結果を公表
http://goo.gl/szERCl
「労働条件相談ほっとライン」案内リーフレット
http://goo.gl/5WdNDQ

(2)精神的不調を感じたことのある就業者は全体の四分の一―うち2割は通院が必要な状態に
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独立行政法人労働政策研究・研修機構は、11月25日、
第2回「日本人の就業実態に関する総合調査」の結果を公表した。

この調査は、現在の日本人の就業実態を体系的、かつ継続的に把握するために、
幅広い項目についてアンケートを行ったもの。
2010年に続く第2回目となる今回は、特別テーマとして「メンタルヘルス」を調査項目に加えている。

今回の調査では、過去3年間で、落ち込んだり、やる気が起きなかったりなど、
精神的不調を感じた就業者は全体の25.7%にのぼった。

1週間の総労働時間が「90 時間以上」と回答した者のうち37.5%が、
「70〜79時間」では 30.4%の者が精神的な不調を感じたことがあるとしており、
メンタルヘルス不調と長時間労働の関連性を示唆する結果となっている。

また、精神的不調を感じた就業者のうち、
「通院治療しながらなら、日常生活を送れる状態」が 16.2%、
「通院治療しながらでも、日常生活を送るのが困難な状態」が 3.3%であり、
不調を感じた人の 2 割程度が、通院が必要な状態にあることが明らかになった。

メンタルヘルス不調になった就業者のうち、13.3%は結果的に退職を余儀なくされている。
メンタルヘルス不調の経験のある就業者では、
勤務先に希望する配慮として「業務内容や業務量への配慮」(42.3%)、
「職場の同僚や上司との人間関係を考慮した配置」(34.9%)、
「上司や同僚による日常的な声がけ」(29.6%)などを挙げており、
不調者に対する手厚いサポートが、重症化を防ぎ、
治療と仕事の両立を図るに有効であることが示されている。

「第2回日本人の就業実態に関する総合調査」結果
http://goo.gl/DRSzG3

(3)日本人の約7割は睡眠に問題を感じている−平成25年国民健康・栄養調査
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厚生労働省は、12月9日に平成25年の国民健康・栄養調査結果の概要を公表した。

この調査は、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料とするため、
毎年実施されているもの。
身体の状況、栄養摂取量、生活習慣の状況など、主に5つの観点から調査を行っている。

睡眠状況の調査結果をみると、
過去1ヶ月間で、週3回以上「睡眠の質に満足できなかった」状態にあった者は
男性全体の22.4%、女性全体の23.0%にのぼった。

年齢階級別でみると、
男女とも30代が最も多く、男性の29.9%、女性の33.1%が、
睡眠の質に不満であると回答している。

「睡眠時間が足りなかった」日が週3日以上あった者は、
男性全体は23.2%、女性の27.8%に達し、
中でも男性は30代(40.0%)、女性は40代(42.9%)と、
働き盛りの年代で睡眠時間の不足を感じていた。

また、「日中、眠気を感じた」日が週3日以上あった者は若い年代ほど回答数が多く、
20代〜40代に絞ると、男性では42.3%、女性では52.0%という結果になっている。

特に睡眠に問題がないと回答した者は、
男性全体の32.8%、女性全体の28.8%に過ぎず、
日本人の7割程度は、睡眠について何らかの問題を感じていることが明らかとなっている。

「平成25年「国民健康・栄養調査」の結果
http://goo.gl/QYXxwT