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211号 復職後対応は正しく行われているか

2014年2月13日

立春も過ぎ、だんだんと春に近付いてまいりました。
花粉症の方にとっては辛い季節の到来です。
まだ寒い日が続きますので、皆様、風邪などひかれないようお気をつけください。

さて今回のテーマは
「復職後対応は正しく行われているか」
です。

 

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本号のトピックス ====================================
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1.発症者を減らす(その11)
復職後対応は正しく行われているか
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2.復職後対応におけるコメディカルの関わり
 <CSのコメディカルの例>
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3.「産業医採用セミナー」のご案内
「現役産業医から見た、産業医が応募したい企業、辞めたい企業」
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1. 発症者を減らす(その11)
復職後対応は正しく行われているか
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前号で
復職後、再発・重症化防止するためにはどう対応すれば良いのでしょうか。
という質問を投げかけてみましたが、考えていただけましたでしょうか。

ある複数の人事担当者に聞くと、
「再発や重症化防止で会社が出来ることは業務量の調整だけ。業務調整を行なえばよい」
このような回答が大多数でした。

メンタルヘルス障害は脳の疲れ。
脳の疲れに繋がる業務上の要素を調整することは必要なことです。
しかし、これでは復職後、再発・重症化防止するために必要な対応の一部にしかなりません。

 

● コメディカルを活用してセルフケア支援、現場間調整を行なう必要があります
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復職後、新たに(業務上の)負荷が掛かるため、脳は必然的に疲れます。
それにより、復職前に取れていた睡眠リズムが乱れてしまい、
更に脳が疲れ、再発・重症化する可能性があります。

そこで必要なのが、コメディカル(臨床心理士・保健師・看護師)のサポートです。
コメディカルは、本人と面談を行い復職後の経過を観察、
食事・睡眠リズムなど、セルフケア支援を行ないます。
また、就業上の措置への意見を産業医へ伝えますので、
現場での業務量調整もスムーズに行なえます。

 

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それでは、復職後対応を正しく行なえるよう
メンタル対応可能なカウンセリングストリートのコメディカルについて
少し説明したいと思います。

さて、その前に次回までに考えていただく質問です。
今まで11回に渡り、「発症者を減らす」という観点でステップ毎に見てきましたが、
その観点で、上司は部下とのコミュニケーション上どのようなことに注意すればよいのでしょうか。
次回(3/13発行予定)までに考えてみてください。

 

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2.復職後対応におけるコメディカルの関わり
 <CSのコメディカルの例>

  1. ━━━━━━━‥‥・・・・・・・‥‥━━━━━━━━◇

復職を成功させるためには、
復職者本人との定期的な面談を行い、
本人の回復状況を把握し、それにあわせて適切な対応をすることが重要です。

生活リズム(睡眠、食事など)の問題点を洗い出し、
改善に向けてのコンディション管理など、継続的なサポートをしていきます。
現在の業務量は果たして適切なのかを判断することも必要です。

ここで活躍するのが、専門家であるコメディカルスタッフなのです。

臨床心理士は、メンタルヘルスの専門家として、
発症から復職に至るまでのメカニズムを熟知しており、
段階・状況に応じた臨機応変な対応が可能です。
問題点の把握、アドバイスについてもブレがありません。
状況をしっかりと把握できますので、
適切な業務量の判断を行ない、産業医へ伝えることも可能です。

カウンセリングストリートには、
このように状況をしっかりと判断できる臨床心理士が、多く登録されています。
そのベースとなっているのが、彼らの持つ豊富な経験です。

カウンセリングストリートに登録されている臨床心理士は、
日々、多くの症例に接しています。
症例によっては、相談対応だけでなく、医師などとの連携が必要な場面もあり、
適切な判断を瞬時に求められることも、少なくありません。
常日頃から、現場で鍛えられている臨床心理士は、復職対応においても、底力を発揮します。

企業に一般の社員として勤めた後、心理職に転進した方も、珍しくありません。
そのような臨床心理士は、産業の現場を肌感覚で理解できます。

カウンセリングストリート登録の臨床心理士は、人事、労働者双方の立場を考慮しながら、
就業上の措置などについて、適切な意見を述べることも可能なのです。

 

一方、保健師・看護師は健康管理のスペシャリストという立場から、
復職者のサポートを適切に行なうことができます。

企業で活躍する保健師・看護師の重要な職務として、
従業員の保健指導があります。
たとえば、健康診断などでフォローが必要と判断された従業員に対し、
長期間、定期的に生活改善のアドバイスなど、サポートをしていく業務です。

この保健指導の進め方は、
復職後対応のセルフケア支援に応用することができます。
復職者の状況を把握し、睡眠や食事のリズムを整えるサポートを継続することは、
脳の疲れを緩和し、再発、重症化を防ぐことができ、
より、復職の確度を高めることが可能となります。

カウンセリングストリートには、
企業、医療機関などで保健指導の実績を持つ保健師・看護師が、数多く登録されています。
その多くは、フィジカルだけでなく、メンタルヘルスについても豊富な知識、経験を持っています。
総合的な健康管理という点から、復職者をサポートすることができるという、強みを持っています。

産業保健の動向は、日々目まぐるしく変化しています。
企業において保健師・看護師は、従業員の健康管理のあらゆる分野について
マルチな対応ができなければなりません。

カウンセリングストリート登録の保健師・看護師は、
そのような変化にも対応すべく、常に、自ら新たな知識を習得し、
スキルを高めている人材が多いのも特徴です。

 

コメディカルスタッフによる復職後の対応は、
復職が成功するかどうかの重要な鍵といっても過言ではありません。

その鍵を握る、専門性豊かな人材が、
カウンセリングストリートには揃っています。

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産業保健スタッフについてはこちらをご覧ください。
http://counseling.st/hr/doc/index.php
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3.「産業医採用セミナー」のご案内
「現役産業医から見た、産業医が応募したい企業、辞めたい企業」

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産業医をお探しの企業様を対象に、「産業医採用セミナー」を開催いたします。

「現役産業医から見た、産業医が応募したい企業、辞めたい企業」

現役の専属産業医を講師にお迎えし、
産業医に関する様々な事柄について、お話いただきます。

「産業医がすべきこと」 「産業医が希望する勤務条件」
「産業医のあるべき姿」 「産業保健業務における、他スタッフの役割」 等

また、皆様の産業医に関する疑問点、質問にもお答えいたします。

● 日時 : 2014年3月10日(月)18:40−20:00

● 会場 : 女性就業支援センター(東京都港区芝5−35−3)

● 費用 : 無料

  1. 対象 : 産業医の採用活動をされている企業様、採用を検討されている企業様

 

ご参加ご希望の方は shoukai@counseling.st までご連絡ください。
追って、ご案内させていただきます。