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2015年10月
9月21日、京都大学と筑波大学の研究グループは、アカゲザルの脳神経回路において、
ターゲットとする回路だけを光照射によって活性化させることに成功したと発表した。
研究グループは、アカゲザルの眼球運動を制御する前頭眼野から上丘までの神経回路に着目。
この部分に、光を照射することで神経細胞が活性化するたんぱく質を入れたところ、
光を当てることにより、回路の動きが活性化すること、及び眼球運動が活発になることが
明らかとなった。
同様の実験は、今までマウスやラットなどでは既に成功していたものの、
複雑な構造を持つ霊長類での成功は初めてとなる。
このように特定の神経回路の活動を適切なタイミングで調整する技術は、
うつ病などの治療で用いられる脳深部刺激療法を特定の神経回路で実施することが可能となり、
精神・神経疾患の治療法の開発に大きな進展をもたらすことが期待される。
霊長類の脳神経回路を光で操作する手法の開発に成功(京都大学)