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脳内のセロトニン、うつ病のみならず睡眠リズムとも関連

〜セロトニンの働きによって、24時間周期の睡眠・覚醒リズムが形成されることを発見〜

2012年10月

理化学研究所(野依良治理事長)は、サーカディアンリズムと呼ばれる24時間周期のリズムと、
睡眠・覚醒に伴う神経活動(睡眠・覚醒機能)が、神経伝達物質セロトニンの働きによって
脳の深部で統合され、24時間周期の睡眠・覚醒リズムが形成されることを見いだした。

これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)
シナプス分子機構研究チームの宮本浩行客員研究員(科学技術振興機構さきがけ研究者)と、
発生神経生物研究チームの濱田耕造研究員、米国ペンシルベニア大の中丸映子博士、
米国ハーバード大のヘンシュ貴雄教授らとの共同研究グループによる成果。

サーカディアンリズムと呼ばれる24時間周期のリズムは多くの生物現象に認められ、
睡眠・覚醒もこのリズムに強く制御されている。ヒトが自然に朝起きて夜寝るのもこの制御による。
これまで、脳深部の視交叉上核(しこうさじょうかく:SCN)が
サーカディアンリズムの主時計であると知られていたが、
SCNからの信号がどこに伝えられ、どのように睡眠・覚醒の
サーカディアンリズムが形成されるのかというシステムの理解は進んでいなかった。

研究グループは、うつ病とも関連する脳内のセロトニンを急速・選択的に除去する物質を開発し、
この物質をラットに投与すると、睡眠・覚醒のサーカディアンリズムが崩壊することを報告。
今回、自由行動中のラットにこの物質を投与し、数週間にわたって脳の各領域の神経活動を
解析した結果、睡眠・覚醒のサーカディアンリズムが無くなっているにもかかわらず、
SCNのサーカディアンリズムは強固に保たれ、睡眠・覚醒機能そのものも維持されている
(睡眠時の神経活動低下と覚醒時の活性化)ことを見いだした。
しかし、睡眠・覚醒を直接的に実行する前脳基底部・視索前野という部位の神経活動は、
サーカディアンリズムが消失していた。この部位のセロトニン受容体を阻害すると、
睡眠の多くを占める徐波睡眠のサーカディアンリズムが消失した。
これらにより、 SCNからのサーカディアンリズムは、
セロトニンの作用を受けたBF/POA領域に伝えられ、
そこで睡眠・覚醒機能を統合し、24時間周期の睡眠・覚醒リズムを生み出すと結論した。
今後、セロトニンとうつ病や不眠、睡眠リズム障害などの体系的理解が深まることで、
これら疾患に対する科学的知見に基づいた治療に貢献すると期待できる。

 

理研プレスリリース

 

【一言コメント】
うつ病と関連する脳内のセロトニンについて。
・ セロトニンが不足すると、脳の生物時計が正常でも睡眠覚醒のリズムが乱れる
・ 前脳基底部・視索前野でセロトニン系が機能しないと、睡眠リズムが崩れる
ことが研究により明らかになりました。

なお、セロトニンは睡眠時に生成されるため、
1. うつ病によるセロトニン不足は睡眠リズムに影響する
2. 睡眠が採れないとセロトニンが欠乏しうつ病が悪化する
という不の相関関係があるとも言えます

うつ病は、気持ちの弱さなどではなく
脳内神経伝達物質の乱れ、脳機能の異常です。
「気分の落ち込みと不眠」 を呈している社員を放置すれば
症状の悪化・進化に繋がります。

御社の管理者層は、大丈夫でしょうか。
メンタルヘルス障害の基礎知識を理解できていますでしょうか。
この機会に確認されてみては如何でしょうか?

 


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