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4疾病に 「精神疾患」 が加わる動き −厚生労働省

2011年7月

・ 患者数が多く、かつ、死亡率が高い等緊急性が高いもの
・ 症状の経過に基づくきめ細やかな対応が求められることから、医療機関の機能に応じた対応が必要なもの
・ 特に、病院と病院、病院と診療所、さらには在宅へという連携に重点を置くもの

として、≪ ガン・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病 (4疾病) ≫ が医療計画に明示されているが、
そこへ新たに、 精神疾患 の追加が必要である という報告が厚労省により発表された。

平成20年の患者調査における精神疾患の患者数は323万人であり、医療計画に記載すべきいずれの
4疾病の患者数よりも多くなっている※1。
また、平成21年人口動態統計によると、精神疾患による死亡数は1.1万人となっているが、
遺族等の聞き取りなどによる自殺の実態調査によると、自殺者の約9割に、何らかの精神疾患に罹患していた
可能性があるとされるが、自殺による死亡数は3.1万人であり、糖尿病による死亡数1.4万人の約2倍となっている※2。

厚生労働省の担当によると、「精神疾患が5疾病となるかどうかについて、
現在、医療計画の見直し等に関する検討会 に審議の場が移っている。2011年12月末には結論が出る」。

 

※1 4疾病患者数 : ガン152万人、脳卒中134万人、急性心筋梗塞81万人、糖尿病237万人
※2 死因順位別の死亡数(上位3位) : ガン34万人、心疾患18万人、脳血管疾患12万人

 

厚生労働省 : 第19回社会保障審議会医療部会資料より

 

 

 

【一言コメント】
精神疾患 を医療計画に記載すべき疾患として追加することがほぼ確実、とのこと。

以前からも厚労省は、職場におけるメンタルヘルス対策の推進として、
労働者のストレスに関連する症状・不調を把握し対処する新たな仕組みを導入することを検討しています。
これはストレスという言葉を用いているものの、
メンタルヘルス障害の身体症状を把握し早期発見につなげるという仕組みです。

ストレス要因を無くすためのストレスケアではなく、
発症を早期に発見するための「メンタルケア」が重要課題とされています。
より一層、社員のメンタルケアとして発症対応を徹底していかなければなりませんね。

社員のメンタルケアできているだろうか・・と心配になった企業様は是非お気軽にお問い合わせください。

 

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