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小学校教諭が過労とストレスで自殺

2006年10月

今年5月に自殺した東京都新宿区立小学校の当時23歳の新任教諭の両親が過労とストレスを原因として公務災害認定を申請した。

教諭は今年4月から小学2年のクラスを担任するかたわら、学習指導部の仕事や区の新任向け研修なども行い、土日の出勤も常態化し月の時間外労働が130時間を越えていたという。また、4月から5月にかけて指導方法に関して保護者とやり取りを繰り返し、対応に悩んでいたという。

教諭は5月に抑うつ状態と診断され、同月下旬に自宅で自殺未遂を起こした後、同月31日に再度自殺を図り、6月1日に死亡した。

教師の仕事量が近年増加しているとの指摘もあり、精神性疾患で休職する教師も増加している。全国の公立学校教職員らの病気休職者のうち、95年度に1240人だった精神性疾患の休職者は10年間で3倍になり、04年度には3559人となり全休職者に占める割合は5割を超えた。

 

(一言コメント)

教職者の方にも精神疾患が増加傾向にあるとのこと。

仕事の内容には関係なく、長時間労働や様々なストレスの原因を抱える、今回の場合であれば、、、

◆担任としての業務
◆保護者とのやり取り
◆学習指導部の仕事
◆新任向け研修

など、平行して複数の業務を抱えることで、精神的にも、肉体的にも疲労が蓄積され、結果、精神疾患に陥る。

会社内であれば、管理職昇進後、新入社員本配属後、異動後、など、新しいことが複数、一度に負荷されるタイミング。
これらの場面においては、少し注意して状況を把握する必要性を感じています。

予防策の一環として、社内の状況を把握されてみては如何でしょうか?

 

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